魔法の万華鏡 ぽんぴん の ヒプノセラピー

いのちの保育園 暴力なき出産

赤ちゃんが愛情や絆を学ぶ時

シナプスという言葉を耳にされたことはあるでしょうか。
脳の中の細胞で、
たくさんの情報をやり取りするものらしいです。
ママと赤ちゃんがお互いを認知して
信頼や愛情を深める
そんなシナプスが一番成長する時間は
たった 20分 だそうです。


もちろん、その後の成長はあります。 
だから、もしその20分を失ってしまっても
いつでもやり直しはきくのですが・・・

その20分が
赤ちゃんが生まれた直後
そして、それが臍の緒の血流が
おおよそ途切れるまでの時間だというところに
私は自然の神秘を感じずにはいられません。

医療が発達していなかった頃
赤ちゃんは生まれたら、臍の緒を付けたまま
母親の胸に抱かれていたようです。
そうして、お乳はでなくても
乳首に吸い付き、心臓の音を聞き
穏やかに肺呼吸に切り替えていく
その過程でお母さんは自分が母親になったこと
赤ちゃんは、自分が生まれてきたことを認識する。
そしてお互いにしっかりと愛情と絆をつむぎ合わせる。
このことに想いを馳せるたびに
あぁ人間っていきものだったんだと感じます。

科学が追いついてきて
赤ちゃんも産道を通る際に不安等を感じていること
自分がお腹の中で聞いていた心音を聞くことで安心すること
そして、肌を触れ合わせ・乳を含むことで
赤ちゃん・そしてお母さんに愛情ホルモンと呼ばれる
オキシトシンが分泌され、しっかりと絆が結ばれること
そう、昔のお母さん達なら誰でも体感していたことが
やっと科学で証明されてきたようです。
ママの本能に科学が追いついてきたというところでしょうか。

このオキシトシン、
実は記憶を消すという作用もしているそうです。
だから、女性は出産を経験しても
もう一度、出産に向かうことが出来るのかもしれません。
赤ちゃんも、抱かれ愛情を感じることで
生まれるという人生最初の困難な出来事を
解消できるのかもしれません。

この大切な20分
バーストラウマを極力少なくする為に
欠かせない貴重な
人生で1度しか味わえない時間だと思っています。
生まれてくる赤ちゃんは選ぶ事ができないので
両親・両祖父母・医療関係者・・・
お腹の赤ちゃんを待ちわびる全ての大人が
配慮してあげたらいいなぁと願っています。