魔法の万華鏡 ぽんぴん の ヒプノセラピー

いのちの保育園 親子の約束

ふれる…ということ。

相手をちゃんと人としてタッチする
「ふれる」という行為は、どんな感情をもたらすのでしょう。

優しい気持ちになる
ストレスが減る
愛情がわいてくる
元気になる
そんな感覚は、体感されたことのある方も多いと思います。

なんでだろうと、少し本を読んでみました。
実は、皮膚は気配や感情を感じているそうです。
音や色、明るさなんかもちゃんと認知するんだそうです。
目や耳で知覚していることよりも
ずっと錯覚なく、正しい情報を脳に伝えています。
皮膚は、身体の水分・温度管理という大切な仕事を
任されているからなのかもしれません。

その肌からの情報は、愛情ホルモンと呼ばれる
オキシトシンというホルモンを分泌させ
その効果で、気分が安定し、ふれている人に対しての
愛情・信頼を感じやすくなります。

目や耳の補佐も皮膚はしているようです。
例えば、盲目であったヘレン・ケラーは
指先で色の違いと濃淡を感じることができたそうです。
もしかしたら、視覚や聴覚が
時に私たちを制限していることもあるのかもしれないと
少し思いました。

ふれあうこと
それは、私達が感じているよりも、
とても多くの情報の交換が行われているのだと思います。

たくさんふれられた赤ちゃんは、
脳のシナプスという感情や知識を伝える部分が
とても良く発達するそうです。

アルツハイマーや認知症のの患者さんに
日々のハンドマッサージが効果的だという報告もあります。
(攻撃性が減少するそうです)

もし、あなたが不安だったり、辛い思いをしているなら
自分でハンドマッサージをするのもいいかもしれません。
ゆっくりと時間をかけて
あなた自身を心からいたわってあげながら・・・
好きな音楽や香りの中でできるとよいかもしれません。
かかっても10分位のものです。
1日の終わりに、今日がんばったあなたを褒めてあげながら
そんな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

私にも、お気に入りのハンドクリームがあります。
日々、それを使っていると
そのハンドクリームの香り自体が
リラックスさせてくれるようになりました☆

ただ、肌と肌を合わせる
それだけのことですが
ちゃんと「ふれる」こと「ふれあう」ことを意識すること
それは、あなたとあなた自身を信頼と愛情でつなげ
他人とあなたの関係をスムーズにする為に
とても有効なものなのだと感じています。

もっと自分にふれる時間をもてたら
自分を許して受け止められる
自己肯定力がUPしちゃうかもしれませんね。




※参照:『皮膚という「脳」』 山口 創著