魔法の万華鏡 ぽんぴん の ヒプノセラピー

いのちの保育園 記憶の始まり

BFH 赤ちゃんにやさしい病院

BFH・・・
家の相方さんに尋ねたら
「胸、足、ヒップのサイズ・・・?」と (汗)
 
私も出産の時には知りませんでした。
かなり残念な感じです。

BFH = Baby Friendly Hospital
「赤ちゃんにやさしい病院」 の略称です。

これは、ユニセフで与えている認定施設です。

ユニセフ WHOの母乳育児を成功させる為の10か条
1:母乳育児推進の方針を文書にし関係職員が確認できる
2:方針を実行する為の必要な知識と技術を全ての職員に教える
3:全ての妊婦に母乳で育てる利点と知識を与える
4:母親を助け、分娩後30分以内に母乳を与えるようにする
5:母乳の飲ませ方を母親に指導する
6:医学的に必要でない限り、新生児に母乳以外を与えない
7:終日、母子同室を実施する
8:赤ちゃんが欲しがるときはいつでも母乳を飲ませる
9:母乳育児の赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えない
10:支援グループを作り、母親に紹介する
                      (1989年発表:詳細略)
この10か条の声明を実践する施設として認められると
BFHの認定を受ける事ができるそうです。
国内では1991年に、国立岡山病院が第1号で認定され、
その後、少しづつBFH認定病院が増えてきているそうです。
http://mimirin.chu.jp/bfh.html 
↑ のHPでは認定病院を一覧にして紹介していました。
(内容はまだ確認とっていません)

科学が文化を否定する時期が、
こんな当たり前のことを
10か条にしなくてはいけない
歪んだ事態を生んでしまっているのだと
少し残念に感じました。

科学が一番正しくて
ミルクの栄養が、母乳に勝っている
そんな事実誤認の時代があったことは
已むを得ないことだと思います。
科学が、文化・事実に追いついていなくて
ちょっとした誤解があったこと
そのこと自体を広く知ってもらうことが
これから生まれてくる赤ちゃん、
そして、いま授乳中の赤ちゃんの環境を整えるのに
とても大切なことなのかもしれません。

私には知る機会がありませんでした。
そして、母乳は出たけれど諸事情あり、ミルクで育てました。
母乳育児が、どのような効果を生むのかは
また別に書きたいと思っていますが・・・
ただ、環境って大事だと思います。
もし、お母さんが病気だとしても
授乳に影響のない薬を探してくれるところもあるそうです。
それでもダメなら、
もらい乳を斡旋してくれる病院もあるようです。
そういう選択肢をちゃんと伝えてくれる
初めてのお産でも、
なにも知らなくても大丈夫
しっかりサポートしてくれる病院や産院がある。
妊婦雑誌や本を読んではいましたが
そんなことも私は知らずにいました。
(当時はまだ、国内BFHは少数でしたが)

いま、赤ちゃんがお腹にいる方には
その選択肢があることを是非、
知っていただきたいと感じています。
これが絶対ではなく、
様々なそれぞれのお産はあると思います
ただ、どんな方法でも、
選択した上で、
納得できていれば
ちゃんと赤ちゃんに説明できるはずです。
でも、知らなかったら・・・ 後悔します。
私は後悔しています。

BFH これが誰でも知っている略称になって
日本の産婦人科や助産院の大半がBFH以上の
やさしいお産を提供できる医療になっていってくれたら
心身ともに健全な赤ちゃんが誕生し
そして、誰もが願うような
思いやり溢れる家庭が増える・・・。
実現すると、素敵ですよね。